【山田ゼミ3年:内田樹先生にご講演頂きました!】

 こんにちは!会計ファイナンス学科教員の山田です。

 この度、フランス文学者、思想家、翻訳家、エッセイストであり、神戸女学院大学の名誉教授でもある内田樹先生をお招きしました。著名人で、著書も豊富にあり、非常に読みやすく示唆に富むものです。個人的に内田先生のご著書のファンであり、是非一度お会いしていろいろお話を伺いたいと思っていました。ダメモトで、公開されているアドレスに連絡をしたら、ご快諾頂き、このような形に至りました。

 実際にお会いしてみると、内田先生は武道家(合気道)を50年にわたり続けてこられており、眼光の鋭さに驚きました。一方で、非常に柔和で笑顔も素敵で、語り口も非常にマイルドです。私のゼミではなるべく会計・ファイナンス以外の分野に触れる機会を作ろうと考えているので(理由は、バランスのとれた人格形成と幅広い教養の修得です。)、人文科学などの視点から、普段、学科では聴くことができないようなお話をたくさん頂戴しました。

 ゼミ生には内田先生の代表的な著作を事前に読んでもらい、質問を事前に考えてもらいました。その質問に内田先生が回答していく形でゼミは進行したのですが、やはり90分では時間が足りませんでした。私自身ももっといろいろなお話を訊きたかったのですが残念でした。

 今回のお話の一部を紹介すると、「良い大人か悪い大人かを判断するには、その人から「倍音」が出ているかどうかで判断する。」というものでした。もちろん、内田先生は、これだけを述べたわけではなく、「倍音」とは何かの説明をしながら、その人が「嘘を言っているのかいないのか」等を見分ける方法をご教示くださいました。また、「組織に必要な人間は2つのタイプしかいない」、「自分の適職(天職)の発見の仕方」なども非常にユニークで大変示唆に富むものでした。

 高校生の皆さん、内田先生の著書はバラエティーに富んでいて、皆さんの抱えている疑問に答えてくれます。読みやすいものを探して、是非一度読んでみて下さい。

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