【鈴村ゼミ3年】北海道新聞社様をお迎えして
こんにちは!鈴村ゼミの吉野です。私たち3年ゼミ生は、学寮研修中に実施したサブゼミでプロジェクト活動に関する話し合いを終えたあと、先生とともにトランプや雑談で盛り上がるなど、和気藹々としたゼミ活動を行っています。
学寮研修後のゼミでは、株式会社北海道新聞社(兼北海道マラソン事務局)の高野遼様と後藤祐也様にお越しいただき、北海道マラソンについてご講義いただきました。
北海道札幌市で開催される北海道マラソンは、観光名所を楽しみながら東京オリンピック(2021年)のマラソンコースを一般ランナーが走ることができる、スポーツと地域振興が一体となった大規模なフルマラソン大会で、毎年おおよそ20,000人が参加しています。
お話をお伺いしてまず驚いたのは、真夏にフルマラソンを開催するという点でした。日本ではフルマラソンといえば秋や冬のイメージが強いため、真夏の大会には大きな意外性を感じました。暑さの厳しい時期に42.195kmを走るのは体力面や安全面での配慮が不可欠ですが、北海道は本州ほど気温が上がらず比較的涼しいため、走りやすい環境が確保されていると知り、納得しました。さらに、札幌市街を巡るコースは観光名所が多く、走りながら地域の魅力を味わえる点も魅力的です。真夏の開催ならではの北海道の気候や運営上の工夫が生かされた大会だと感じました。
また、他のフルマラソン大会は行政主導ですが、北海道マラソンは民間企業である北海道新聞社が運営を担っているという点も興味深かったです。大会事務局の方々は、大会の成功に向けて、1年以上前から準備を始め、協賛企業の皆様と連携しつつ、参加者とスポンサーの双方が満足できる運営を目指して試行錯誤を重ねておられると伺い、その徹底した姿勢に敬意を抱きました。とりわけ、参加者だけではなく、そのご家族や応援に来られる方々も楽しめるよう配慮されている点に感銘を受けました。こうした地道な準備と関係者の並々ならぬ努力こそが、安全で魅力ある大会を支えているのだと感じます。
今回のゼミでは、マラソン大会は単なる競技大会ではなく、地域振興、安全管理、スポンサー企業との提携や調整などを兼ねているという、スポーツビジネスの奥深さと面白さを知ることが出来ました。魅力的な札幌の地へ、ゼミ生全員で行ってみたいです!







