【夏季集中講義「資格簿記論Ⅰ」を教室とオンラインの両方で実施しました】

こんにちは!
会計ファイナンス学科教員の加納です。

9月14日(月)~9月18日(金)、3時限/日×5日間にわたり、「資格簿記論Ⅰ」を開講しました。

対象となる参加者は、既に日商簿記2級に合格している2名を除く一年生で、そのうち教室受講の対象となる42名の一年生が、入学後初めて本学の教室で授業を受けました。

「資格簿記論Ⅰ」では、学生の学習進度と希望に応じ、11月の日商簿記検定3級合格と2級合格を目指すクラス分けを実施しますが、今回教室受講の対象となったのは3級クラスです。

前期の簿記関係のオンライン授業では、比較的ゆっくりとした進度で進めてきましたが、今回特に教室の授業の方では通常のテンポに戻し、日商簿記3級の内容を全て終了しました。一方、2級クラス(オンライン受講クラス)の学生は、日商簿記2級の工業簿記の内容を半分以上進めました。

教室受講の一年生は皆、少々緊張した面持ちながら、5日間を真剣に過ごしていました。
「教室で授業を受けることができ、とても嬉しかったです。ようやく大学生になれた気がしました」と笑顔で言ってきた学生もおり、全員が少し慣れてきた中盤辺りから、多くの質問が教員にも寄せられるようになりました。教員も学生の表情を確認しながら、その場ですぐに応対できる喜びを改めて感じることができました。
また、学生同士も次第に打ち解けてきて、最終日にはグループ同士で親しく話している様子も伺え、秋に実施予定の「簿記チャンピオン大会」に、グループ(団体)での参加希望を自主的に申し出てくる学生達もいました。

最終日に実施したテストは、担当教員として皆がきちんと理解しているかどうか逆にこちらが若干緊張しましたが、決算からみの財務諸表作成の出題にも関わらず、全体的には良い出来映えで一安心といったところです。

夏季休暇中に実施する集中講義である「資格簿記論Ⅰ」及び「資格簿記論Ⅱ」は、学科の専任教員だけが担当するのではなく、簿記検定の受験指導校から外部講師をお迎えして、検定試験に直結する授業を行っています。このような授業を行っていることから、本学科では簿記検定(3級及び2級)やファイナンシャルプランニング技能検定(3級)は、ダブルスクールすることなく、大学での合格を目指すことができるのです。

まもなく(10月1日から)後期が始まりますが、後期は教室受講とオンライン受講の両方で進めます。また、後期から新しい授業も開始されますので、学生の皆さんには、何かと大変な時期が続きますが、色々な側面から多くの学びを吸収していってほしいと思います。