学科独自のメンターカフェ「アントレプレナーシップを考える」を実施しました

皆さんこんにちは。
会計ファイナンス学科教員の加納・伊勢坊です。

1/30(月)の13:10~14:40、「アントレプレナーシップを考える」と題し、2022年に引き続き会計ファイナンス学科独自のメンターカフェを実施し、二年生約60名が出席しました。

「メンターカフェ」とは、昭和女子大学のキャリア教育の3本柱の一つを構成する「社会人メンター制度」の取り組みの一つです。
社会人メンター制度は、他大学にはない強力な人的ネットワークで、さまざまな職業・体験をお持ちの20代から70代女性約300人が、学生のロールモデルとしてアドバイスをしてくれる制度です。

今回は、合同会社未来イメージ代表 加藤朋子氏、小峰公認会計士事務所代表 小峰光氏、オラ1008代表 仙波希氏(五十音順)の3名にご協力いただきました。
いずれも、企業に勤務された経験をお持ちで、その後会社を立ち上げ代表としてご活躍されている方々です。

今回のテーマの狙いは、本格的な就職活動を目前に控えた2年生を対象に、「人生にはさまざまなキャリアの形成の仕方があり、自分の専門性やキャリアの磨き方、生き方などを幅広い視点で考える機会とする」ことです。

メンターカフェは、学生からの質問にメンターの方々が答える形で進行されました。その中で、学生からメンターの方々への質問が非常に素直だったことが印象的でした。例えば、自分の好きなことややりたいことを見つけるためにはどうすればよいか、自己肯定感をあげるためにどうすればよいか、就職活動の前にやっておくとよいことはどんなことか等です。これらの質問に対し、各メンターの方々は心持や行動について具体的にご説明下さいました。活発な質疑応答から、学生が「起業」だけでなく「働く」ということに対して強い興味関心を抱いていることが感じられました。

参加した学生からは以下のような感想がありました。

・『就職活動について不安なことだらけなので、こうした場は積極的に活用していきたいと思います。』

・『自分が起業なんて考えたことがなかったのですが、起業をしたきっかけが小さな疑問からだったり、独立された方と話していて挑戦してみたかったりなど、大きな理由がなくてもチャレンジできるものなのだと、少し他人事から自分事のように考えることができました。』

・『起業について知識が少なく、会社をまとめるのは大変そうなものだと思っていた。しかしメンターの方々はとても明るい方々で、質問にも真摯に答えてくださったので、起業することに少し興味がわいた。』

・『社会人メンターの方々のお話を通して、今考えている進路がすべてではないと考えられるようになり、進路選択に対する不安が少し弱まりました。自分のやりたいことに合わせて、様々な職業を経験しながらキャリアを築いていければいいなと思います。』

・『講義冒頭でメンターの方が「起業に興味のある方いますか」と聞かれたときに正直興味がとてもあったのですが手を上げることができませんでした。しかし起業をする上で大事なことが自信を持つこと・自己肯定感が高いことなどを教えていただき、自信を持って自分の意志や野望を周りの人に伝えるという勇気を持つことが起業の第一歩になるということを本日の講義で学ぶことができ、とても貴重な時間になりました。』

・『この学科は資格取得を頑張ろうという雰囲気が強いですが、それと同じくらい自己分析と企業をしっかり調べて自分に合う企業を受けることが大切だというお話が特に印象的でした。もちろん、資格を持っているに越したことはないと思うのですが、どんなにスキルがあっても一緒に働きたいと思ってもらえないと採用していただけないので、自己分析も時間をかけて行っていきたいなと考えました。』

・『起業家精神ということで、初めは私に関係ないものだと思っていましたが、お話を聞いてみると今後の私のライフプランに必要となるお話が聞けて、とても楽しかったです。』

・『メンターさんのお話を聞き、今後自分がどうなりたいか、そのためにはどのような行動が必要か、考えるきっかけとなりました。なかなか日常で大人の方からお話を聞く機会がないので、このように授業を通してお話を聞くことができて良かったです。』

学生のコメントからは、起業についての理解が深まっていることに加え、就職活動に対する不安の軽減や、資格取得の勉強のモチベーション向上といった効果も垣間見れました。次年度以降も、引き続き開催をしていきたいと思っています。