【加納ゼミ】初等部の6年生児童を対象に租税教室を実施しました

 令和6年2月21日(水)、加納ゼミ(税務会計)の学生12名が、昭和女子大学附属昭和小学校の6年生約100名(3クラス)を対象に、租税教室プロジェクトを実施しました。

 私たち加納ゼミのゼミ生一同は、今回昭和小学校の6年生に税についての授業を行いました。児童に税への関心を持ってもらえるよう、そしてどのように説明をすれば児童が理解しやすいのか、小学生の児童の目線に立つことを意識し、試行錯誤しながらシナリオとスライドを1から作成しました。また児童に楽しんでもらえるようにクイズやグループワークをいくつか盛り込むなどの工夫をしました。

 授業を作り上げるにあたり加納先生をはじめ、初等部の社会科責任者である奈木野先生や世田谷税務署・渋谷税務署の方々にご指導いただきました。

↑当日の授業中の様子

 

 グループワークでは真剣に悩む児童の様子が見られたり、思い付いた意見を児童同士で積極的に交換するグループがあったりと活発な話し合い活動が行われていました。

↑「まちづくりゲーム」で考えた案を児童が発表した

 

↑「公平な税金の集め方」ワークに取り組む児童

 授業後に実施した児童へのアンケートには、「楽しく税金について学ぶことが出来ました」「税金が50種類もあることにおどろきました」「日々の生活は税金に支えられているのだと分かりました」「公平に税を集めるのは大変な事だと思いました」「ゲームなどで税金のことが学べて楽しかったです」といった率直な感想を述べた回答が多くありました。

 どのような雰囲気になるのか、ゼミ生も本番まで予想できず不安な部分もありましたが、当日は児童たちが能動的に授業に参加する様子が見られ、主体性を持って学ぼうとする姿が印象的でした。今回のゼミ生の授業が児童の社会科学習の一助になれば幸いです。

 最後に、租税教室プロジェクトの実施にあたりご尽力いただいた昭和女子大学附属昭和小学校様、世田谷税務署・渋谷税務署のご担当者様、そして加納先生にこの場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

【担当教員より一言】 

 この租税教室は、初等部の小学生を対象として税金に関する学びを提供するという公益的な色彩の濃いプロジェクトです。今年度、ゼミ生の皆さんは、これまでを超えるものを作り上げようと、一丸となって本当に頑張りました。

 当日は、児童が積極的に参加する大変良い授業になったと思います。当初予定していた本番の日が大雪で、初等部が全学休校となり実施日が延長されるなど、途中色々なことが起こりましたが、全員の力で乗り切ることができました。大変お疲れさまでした。

 また、本プロジェクトでお世話になりました奈木野先生、初等部の先生方、世田谷税務署・渋谷税務署の先生方に、厚く御礼申し上げます。