【2024年度 新任教員自己紹介】③鈴村 美代子先生

 こんにちは。今年度から会計ファイナンス学科に着任しました鈴村美代子です。

 会計ファイナンス学科では、学科の主軸となる会計学やファイナンスがご専門の先生方が多く在籍されておりますが、私の専門分野は経営学、とりわけ経営組織論という領域です。学科では、「経営管理論」、「経営戦略論」、「組織行動論」といった、主に経営学領域の授業を担当いたします。また、1年次および2年次の基礎ゼミ(「会計ファイナンス基礎演習Ⅰ~Ⅳ」)や3年次のゼミ(「ゼミナールⅠ・Ⅱ」)も担当しております。

 学部生時代は経営・会計コースを選択し、経営学のゼミに所属しつつも、皆さんと同じく会計学についても学んでおりました。大学卒業後の民間企業勤務時代に職務横断的な業務改善プロジェクトへ参加したことが契機となり、学術的に組織現象、特に組織学習について追究したいと考え、大学院へ進学し、研究をし続け、現在に至ります。

 私の好きな本である佐伯胖著『学びの構造』や阿部謹也著『自分のなかに歴史をよむ』では「解るとはどういうことか」についての記述があり、前者では「わかる」とは「わからないところがわかる」ことである、後者では「解るということはそれによって自分が変わること」と述べられています。現在は簿記など資格の勉強、「おぼえること」に取り組んでいる方も多いかと思われますが、大学生活のなかで是非、自分が変わるような学びを経験してもらいたい、それは主体的な学びを意味しておりますが、そのための支援を陰ながらも出来ればと思っております。よろしくお願いいたします。