朝日生命寄付講座「金融ビジネスのニュートレンド」

 会計ファイナンス学科教員の伊勢坊です。

 会計ファイナンス学科では、企業と連携した実践的な授業も開設しています。前回に続き、朝日生命保険相互会社様と連携して実施している朝日生命寄付講座「金融ビジネスのニュートレンド」(後期科目)をご紹介いたします。

 12月1日(木)は、朝日生命保険相互会社 営業職員体制強化部 石坂葵様にお越しいただき、「生命保険ビジネス入門」というテーマでお話しいただきました。

 まず、生命保険の誕生や社会保障制度についてご説明いただき、生命保険の基礎知識として「大数の法則」「収支相等の原則」「保険料計算」について学びました。次に、世代別で準備するべき保障の内訳例を示していただきました。具体的には、ジュニア・学生世代で死亡保障、医療保障、貯蓄を準備しておく必要があるが、責任世代では死亡保障、医療保障、貯蓄に加えて、収入保障、介護・認知症保障を準備する必要があることなどを学びました。さらに、生命保険会社の役割は、社会保障制度の現状や介護・医療の現状をお客様にお伝えし、生命保険の必要性を1人でも多くの方に伝えることであるというお話で、講義は締めくくられました。 

 講義後は、石坂様の就職活動について、志望業界、就職活動のスケジュールなど、具体的なエピソードをお話いただきました。3年の後期及び4年の前期における学業との両立など大変参考になる内容で、金融業界の就職活動の実態を知る絶好の機会になりました。

 学生からは、「保険は、悪い出来事を予想して高いお金を払うイメージがあり、よい印象がなかった。しかし今回の講義で、ライフイベントの度にリスクがあることを知り、加入しておくことは大事だということがわかった」「金融業界、特に生命保険に興味をもっていたので、勉強になった」というコメントが寄せられ、生命保険に対する興味関心の高まりを感じることが出来ました。

 多くの学生が、「自分に保険が掛けられているか知らない」「親任せ」「社会人になってから考える」という状態にありましたが、この授業をきっかけに、なぜ生命保険が必要なのかを社会的背景から理解できるようになったようです。実務経験のある方々のお話から学びを深めることが出来る朝日生命保険相互会社様の寄付講座「金融ビジネスのニュートレンド」は、これから社会に出る学生にとって有益な講座です。
 改めまして、石坂様、どうもありがとうございました。