【教室が株式市場に!?】

こんにちは!会計ファイナンス学科教員の山田です。私の専門はファイナンスです。また、約20年にわたり国内の資産運用会社でファンドマネージャーをしていた実務家出身の教員です。私の授業には皆さんもご存知の「株式仮想売買シミュレーション」を使った「実験ファイナンス」という授業があります。それはシステムを使って実践さながらにパソコンを使用して株式の売買を体験できる授業ですが、今回ご紹介するのは、学生1人1人が実際に株券と現金を所有し(もちろんホンモノではないですよ!)、相手と交渉しながら株式の売買を行う「株式売買ゲーム」です。

写真にあるように、各自に株券2枚と現金30ドルが与えられています。それが各自に与えられた資産です。それらをいかに活用して自分の財産を殖やすか。そういったゲームです。「ビジネスファイナンス」という授業で毎年行われているゲームですが、学生には大変好評です!来年度からは「ファイナンス・ケーススタディ」という授業で行う予定です。

では、ゲームの紹介を少ししますね。例えば、クラスに30人の受講生がいるとします。その内の5人にだけ、ある情報が流れます(実際にはクジを引いてもらい、当たりクジを引くとそこに流れる情報が書かれています)。当然、情報を持っている人間が株式投資では有利ですが、やってみると実はそう上手くはいかないのです。一方、情報を知らない投資家は不利かというと、そうでもなく、株式の売買を相手と交渉する過程で「どういった情報が流れているのか」を知ることが可能です。さて、どうやって情報を知らない投資家は真の情報を突き止められるのでしょうか・・・!?

株式投資ではどのように情報を発掘し、解釈し、処理するかは非常に重要なスキルです。ここまで聞くと、皆さんもやってみたくなったでしょう・・・。会計ファイナンス学科ではこのようなアクティブな授業も積極的に行っています。楽しみながら株式投資の知識やスキルが自然と身に着くような授業を展開しています。高校生の皆さん、ファイナンスはとっても面白いですよ!