合格おめでとうございます!

合格おめでとうございます!

会計ファイナンス学科で学科長をしています山田です。合格者の中で、「学科紹介動画」をまだ観ていない高校生は是非YouTubeで観て下さい。このブログの箇所にもアップされています。学科の概要やどのような学生に来てほしいかなどが網羅的にわかります。昭和女子大学会計ファイナンス学科のイメージが明確になると思います。

「天職」のことを英語で“calling”と言います。Callは呼ぶという意味がありますが、「天職」は呼ばれたところにあるのですね。例えば、皆さんは小さい子供が嫌いだとします。ですから、将来の職業の選択肢として保母さんなどはあり得ないわけです。しかし、なぜかあなたはやたらと「子供に好かれる」のです。皆さんはどうしますか?あなたは子供が嫌いでも、子供はあなたのことが大好きなのです。あなたの「天職」は「保母さん」です。あなたが成りたいとは思わない仕事が実は「天職」です。このような考え方は矛盾していると皆さんは考えますか?実は「適性」というものはそういうものなのです。「自分がやりたいことをやること」は必ずしも自分の幸せにつながりません。自分は子供が嫌いでも、子供に好かれる人間は、そういった仕事に就いた方が「無理なく一番になれる」可能性が高くなります。

近頃、やたらと「頑張れ、頑張れ!」と言われると思います。私もつい学生に言ってしまいます。もはや、一種の「挨拶」のような言葉になったのかもしれません。しかし、頑張り続けると疲れます。結局、続かないのです。だから、頑張らなくていいです。今までもたくさん頑張ってきたと思います。「無理なく一番になれる」方法を考えて下さい。

この学科では簿記検定やFP(ファイナンシャルプランナー)などの資格試験合格を目指します。「頑張らないで」合格して下さい。そういう“方法”を考えて下さい。工夫して下さい。検定試験合格の過程で皆さんが発見した「方法」や「工夫」こそが、皆さんのその後の人生の役に立つのです。私たち教員が望むのは、資格取得ではありません。皆さんの人生をその一生に渡って助けてくれるような“力”を育むことです。

さて、「天職」の話に戻りますが、皆さんは私たちに“呼ばれて”この大学に入学するのです。他にも志望している大学はあったことでしょう。しかし、私達は皆さんを“呼んだ”のです。「呼ばれた方に行くのが幸せになる秘訣」だということは皆さんもわかりましたよね。

皆さんにお会いできることをとても楽しみにしています!

<学科推薦図書>
①『スッキリわかる 日商簿記初級』滝澤ななみ, TAC出版開発グループ  TAC出版
②『会計学入門〈第5版〉 (日経文庫)』桜井久勝 日本経済新聞出版
③『ビジネス・アカウンティング 第4版』山根節, 太田康広, 村上裕太郎 中央経済社
④『ざっくりわかるファイナンス』石野雄一 光文社新書
⑤『新エコノミクスシリーズ 金融論 第2版』村瀬英彰 日本評論社

<入学準備>
学科推薦図書①に示した『スッキリわかる 日商簿記初級』を活用して日商簿記検定初級の学習をしてください。入学後のオリエンテーション期間中に日商簿記検定初級を受験していただきます。すでに日商簿記初級の学習を終えた方は、日商簿記3級の学習をしてください。