女性米国公認会計士から女性のキャリア形成(専門性)について学びました
こんにちは。
会計ファイナンス学科教員の加納です。
令和2年11月9日(月)、学科二年生全員を対象とする「キャリアプランニング基礎演習Ⅳ」において、外資系金融機関でエグゼクティブ ディレクターとしてご活躍される米国公認会計士(US-CPA)有資格者の谷美由紀先生をお招きして、「米国公認会計士と女性のキャリア」というテーマで講義をしていただきました。谷先生は、本学の「社会人メンター」としても登録して活躍しておられます。
授業は、大教室での講義をオンライン受講生にも同時中継で配信しました。
谷先生は、ご自身が歩んでこられた経験を、説得力ある語り口で大変分かり易く説明していかれました。20歳前後は特別なスキルは何一つなく、一念発起されて挑戦・取得されたUS-CPAのコストパフォーマンスの良さ、若いうちに全力で勉強(=投資)することの大切さと、専門性(専門資格)を身に付けておくことが、その後の人生においていかに多くのチャンスを引き寄せていくことにつながるか、という話をされました。
また、谷先生の推薦図書である「その幸運は偶然ではないんです!」(著:J.D.クランボルツ)に書かれているように、自分が興味を惹かれること・関心事を明確にすること(Clarify Ideas)や、できない理由ではなくできる理由を考えること(Remove the Blocks)、思いがけないチャンスが来ると思って心構えすること(Expect the Unexpected)、必要な準備をし、好機と見れば捕まえること(Take Action)が大切であり、女性は楽観性(Optimism)及び冒険心(Risk taking)を持つことにより、もっともっとキャリアを伸ばしていけることを、再現性のあるストーリー展開をもって話されました。
さらに、US-CPAの試験内容や勉強方法などの説明をされるとともに、グローバル企業で働くため、国境を超えるコミュニケーション力が必要となる点などにも言及され、最後は学生からの質問に丁寧に回答されました。
参加した学生からは、「とても分かりやすい」「とても役に立った」という回答がほとんどを占め、「先生のお話を聞いて、迷ったときにはチャレンジする方向を選択する人生を歩みたい」「今やっている簿記の(専門の)勉強を頑張っていこうと改めて思った」などの感想がありました。
このように、会計ファイナンス学科では、高い専門性を持ち実務で活躍される多くの方々の示唆に富んだ話を聞くことにより、学生が自分のキャリアを考えながら、積極的な学びを能動的に進めて行けるような機会を数多く設けて、学生の学びを応援し続けています。
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