【加納ゼミ】初等部の6年生児童を対象に租税教室を実施しました

こんにちは。会計ファイナンス学科教員の加納です。

令和5年2月7日(火)、加納ゼミ(税務会計)の学生6名が、昭和女子大学附属昭和小学校の6年生約100名(3クラス)を対象に、租税教室プロジェクトを実施しました。昨年度はオンラインでの実施でしたが、今年は対面での実施となりました。

 学生達は、半年以上をかけて、自分たちで一からスライドやシナリオを作り、当日に児童3人一組のペアで行うグループワークの資料や小物の作成などを行い、何度も練習を重ねてきました。事前に世田谷税務署や渋谷税務署、初等部・社会科責任者の奈木野先生に自分たちのリハーサルをチェックいただいて指導を受けながら、本番を迎えました。

当日の様子

 当日取材に来られたJ-com(ケーブルテレビ)のインタビューでは、プロジェクトリーダーやゼミ長から「自分たちが分かっていることでも、小学生にどうしたら分かりやすく伝えることができるか工夫するのが難しかったです」等の意見が聞かれました(令和5年2月13日(月)放送)。

 また初等部の児童へのインタビューでは、「税金が50種類もあることに驚いた」「身近なものに税金が使われていて、私たちの生活のすぐ近くで関わっていることがよく分かった」「ワークが楽しかった。「公平」な税金の集め方はグループで色々な意見が出てすごく考えさせられた」「前から楽しみにしていました。将来もっと税金のことを勉強したいと思いました」などといった意見が聞かれ、興味をもって参加してくれたことが分かりました。

「3人から合計300万円の税金をどのように集めるのが公平か」のワーク
自分達のチームの発表を行う児童
インタビューに答える児童

 このように会計ファイナンス学科では、自分の学ぶ専門を、プロジェクト活動として実践していくことにより、専門能力を高めていくだけでなく、コミュニケーション能力や主体性といった、いわゆる「非認知能力」も磨いていける数多くの学びの場を提供しています。真剣に取り組めば取り組む程、大変だけれども、その分だけ確実に自分の能力が磨かれていくというわけです。

 尚、本プロジェクトは、昭和女子大学附属昭和小学校様、世田谷税務署(世田谷税務協議会)様、渋谷税務署(税務広報広聴官)様の各関係部署・ご担当の方々の多大なるご協力を得て実施することができました。この場をお借りして改めて厚く御礼申し上げます。