【租税法実務】授業レポート

皆さんこんにちは!

会計ファイナンス学科教員の加納です。

一年生必修授業「租税法実務」は、毎回、ビジネス現場の第一線でご活躍されている東京税理士会の税理士の先生方をお呼びしてオムニバス形式で租税法を学ぶ授業です。

この授業は、「法人税」「消費税」「所得税」「相続税・贈与税」「国際税務」などの各税法の他、「企業会計」についての専門的な内容を、実務の観点を多く取り入れ、毎回違う先生が、それぞれの分野のエキスパートとして、かみ砕いて分かり易く説明される授業です。

講義では、各回ご担当の先生方が、どのような思いやプロセスを経て税理士になったのか、また、税金と会計のスペシャリストである税理士の専門的な仕事の醍醐味や難しさなどを、ご自身の経験をふまえて楽しくお話されます。

学生からは、「税理士の先生の話を聞くことすら初めての経験なのに、同じ「税理士」でも、毎回全く違う特徴を持った先生が登場されて、色々な話をされるので非常に面白く、毎週の授業を聞くのが待ち遠しいです」といった意見が寄せられるほど充実した内容となっています。

授業では、租税法や企業会計の専門知識が身につくのはもちろんですが、税理士を目指さない学生にとっても、税法・会計分野におけるビジネスの専門家が、どのようなアプローチで専門業務を行っているのかという話は、大変有益な学びになります。

直近では、令和5年11月7日(火)に、「法人税の実務と近年の変化」と題し実施した、税理士の中田惠美先生の授業についての感想を紹介します。

【11/7ご担当 中田惠美先生の授業の様子】             

・「今回は前回に引き続きより法人税について詳しく学ぶことが出来た。実際に体験したエピソードや具体的な話をまじえて話していただいたのでイメージもしやすく法人税の奥深さについて少し知ることが出来たように感じる」

・「税務調査にあたって、社長や経理担当者との雑談から性格をも把握して調査に役立てるというお話が大変興味深かった」

・「絶対に不正をすることは許されないので、相手先にも言いにくいことでもはっきりという仕事なのだと分かりました」

・「中田先生の、学生時代に進路をかなり迷っていた話や人見知りで人前で話すのが苦手だった話を聞いて、親近感がわいた。近年の法人税の変化を知れて良かった。」

また、この授業では、できるだけ多くの女性の税理士の先生方にお越しいただくようにしています。

先生方が「専門家」としての人生を選択し、多くの紆余曲折を経て今に至っておられるストーリーを聞き、その先生に色々な点を直接質問できることも、授業の大きな魅力の一つです。

高校生の皆さんも、ぜひ会計ファイナンス学科で一緒に「租税法実務」を学んでみませんか!