【学生の活躍 ~カナダ留学と香港インターンシップ(第二弾)~】

 こんにちは。会計ファイナンス学科教員の加納です。

 本日は、加納ゼミ4年生の金子百々花さんへのインタビュー第二弾として、この夏参加された香港でのインターンシップの経験や、就職活動などについて聞いてみたいと思います!

 (第一弾はこちら https://www.swukaikeif.jp/info/5096/

~金子さんはこの夏に、香港でのインターンシップに参加されましたが、その動機や現地での学びなどを教えてください。~

「私は昨年度のカナダ留学で、中国や香港の経済規模の大きさに衝撃を受けただけでなく、その文化の魅力も発見しました。特に人種のモザイクとして知られるトロントでの、多様な人々が交じり合う環境で、異なる価値観を学ぶ貴重な経験を積みました。

 その中で、香港・中国国籍の人々との交流の機会があり、なぜ彼らがトロントに来たのかや香港・中国の現状について話す中で、さらに歴史や文化について深く知りたいという思いが湧きました。香港は国際的な都市であり、国際ビジネスと文化の交流が盛んであることも魅力の一つでした。

 今回私が働いたArrow Asia Shipbroking は、ロンドンを拠点とした船舶仲介会社です。世界15ヵ国に支店を構え、経験豊富なスタッフが時差を超えて世界の船舶マーケットを網羅したサービスを提供しています。

 インターンシップの内容は、海運業界と船舶に関する知識を深めることを重点的に行いました。実際の業務は主に上司の指導のもとでの調査や情報収集が中心で、勉強に重点を置いたものでした。この貴重な経験により、私はそれまで自分の中になかった、異なるキャリアオプションに対する興味も持つようになりました。」

【Arrow Asia Shipbrokingの皆さんと(真ん中が私です)】

~ 就職活動はどうでしたか。~

「私は、帰国後に就職活動を本格的に始めましたが、無事大手証券会社に内定が決まりました。

 内定後のフィードバックによると、人事の方から「明るく笑顔で話していて第一印象が良かった」と評価され、また「留学経験があり、コミュニケーション能力が高そうと判断した」との点が強調されました。実際に留学を経験したことで、異なる国籍や年齢層の人々とのコミュニケーションが多かったため、留学によって磨かれたコミュニケーション能力が、就職活動において非常に有力な武器となりました。」

~最後に、金子さんの将来の目標などについて教えてください。~

「現在は金融業界でのキャリア形成を目指しています。グローバルな市場動向に精通したアドバイザーとして、お客様から信頼を得続けることを目標としています。さらに、これまで学んだファイナンスと留学の経験を形に残せるCFA(米国証券アナリスト)の資格を取得し、将来的には専門職としても活躍したいと考えています。

 どの業界で活動するにせよ、私の基本的な目標は、異なるバックグラウンドを持つ人々とのコミュニケーションを通じて、彼らのニーズを理解し、最適なサービスを提供することです。この価値観は私にとって非常に重要であり、どの分野でもお客様やステークホルダーとの関係を構築し、持続的な成功を築くための基盤となると確信しています。

 最後になりましたが、ゼミ担の加納先生からは、ゼミに所属した3年生の前期からキャリア相談を受けていました。留学についての悩みもありましたが、先生の後押しのおかげでカナダ留学を決断することができました。留学中も、メールやZoomを通じて連絡を取り、幅広く人生相談に乗っていただきました。

 進路について、友人や家族が口を挟まない中で、加納先生は頼れる相談相手でした。香港企業でのインターンシップも先生からの勧めがありその存在を知ることができ、私自身では難しかった進路決定や行動計画の提案をしていただいたことに、大変感謝しています。」

~本日はありがとうございました。金子さんの今後の一層の活躍を期待しています! ~